姫とホモソーシャル 半信半疑のフェミニズム映画批評

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[2022年11月/四六判/272頁/]
著=鷲谷花
発行=青土社


目次:
まえがき

I 魅惑の家父長制
第1章 大階段上のイモータン・ジョー – 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、ヒエラルキーと革命
第2章 「代行」する王=息子としてのバーフバリ – 女性の望みをかなえる家父長制

II 黒澤明と逆らう女たち
第3章 真砂サバイバル – 『羅生門』における「ぐじぐじしたお芝居」とその放棄
第4章 姫とホモソーシャル – 『隠し砦の三悪人』における「悪」への抵抗

III 内田吐夢の「反戦」
第5章 悔恨の舟 – 内田吐夢監督作品の高倉健
第6章 淡島千景のまなざし – 「反・時代劇映画」的ヒロインの「フェミニズム」

IV フェミニズムとホラー
第7章 恐怖のフェミニズム – 「ポストフェミニズム」ホラー映画論
第8章 破壊神創造 – 二一世紀のクエンティン・タランティーノ監督作品における「フェミニズムへのフェティシズム」

V アニメキャラの破格の魅力
第9章 美しい悪魔の妹たち – 『太陽の王子 ホルスの大冒険』にみる戦後日本人形劇史とアニメーション史の交錯
第10章 孤高のナウシカ、「ポンコツ」のハウル – 規格外の個性と関係性

あとがき

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