神奈川大学評論 101

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[2022年11月/A5/194頁/]
特集=食糧〈食べもの〉の平和
編=神奈川大学評論編集専門委員会
発行=神奈川大学広報委員会


目次:
[建築逍遥]
わが国最古の木造ドームを備えた建築
北鹿ハリストス正教会曲田福音聖堂(秋田県大館市) | 内田 青蔵

[エッセイ]
旅と文学と女の仕事 | 斎藤 美奈子

[特集]食糧(食べもの)の平和
[対談]
食糧の平和 | 小野塚 知二/藤原 辰史

[特集評論]
食べものの平和 – 生命誌を生かした農耕文明を | 中村 桂子
稲が語る日本人の食 | 小山 重郎
新しい世代につなぐオンリーワンの村づくり | 片山 元治
食物と戦争 | 山崎 佳代子
ひとりも取りこぼさない未来を築くために | 原村 政樹
土と戦争 | 藤井 一至

[インタビュー]
キッチンは、社会に繋がっている | 枝元 なほみ

[詩]ポートライナー | 佐藤 モニカ

[講演記録]
日本のあたりまえを疑う | サヘル・ローズ
鶴見俊輔とヒッピズム – 生誕100年目の『日本の地下水』 | 黒川 創

[特別寄稿]政治と「統一教会」をめぐって | 江川 紹子

[論壇時評]
ラテンアメリカは大国の裏庭か – 左傾化と国際関係の解釈をめぐって | 宮地 隆廣

[音楽時評]時空を超えて | 西本 智実

[科学時評]
分解性プラスチックへの過剰の期待とその現実と将来 | 木原 伸浩

[舞台芸術時評]
人形劇団ひとみ座の歩みとこれから | 中村 孝男

[美術時評]
物語を語ることとアートをつくること
「Storymakers in Contemporary Japanese Art」展のキュレーションを終えて | 村井 まや子

[映画時評]
中国逸民の遺伝子 – 映像演劇『隔離された屋根』をめぐって | 秋山 珠子

[世界から/世界へ]
忘れられた「アジア最後のフロンティア」クーデターから二〇か月を経たミャンマーの現状と今後 | 飯國 有佳子

[研究の周辺]
化学研究における日常的に起こる偶然の発見 | 横澤 勉

[書評]
鈴木 宏枝著『アフリカン・アメリカン児童文学を読む – 子どもの本という「励まし」』 | ひこ・田中
諸田 實著著『「リスト」全集の出版』 | 柳澤 治
安彦 忠彦著『来るべき時代の教育と教育学のために – 能力開発から能力制御への重点移動』 | 鈴木 剛
鷲見 洋一著『編集者ディドロ – 仲間と歩く「百科全書」の森』 | 中嶋 廣
山田 七絵著『世界珍食紀行 – 越境する研究者たちの多彩な食体験』 | 大庭 三枝
但馬 みほ著『アメリカをまなざす娘たち – 水村美苗、石内都、山田詠美における越境と言語の獲得』 | 矢澤 美佐紀
恩田 侑布子著『渾沌の恋人(ラマン) – 北斎の波、芭蕉の興』 | 堀田 季何
市東 真一著『祭礼における権威創造の民俗誌 – 旦那衆・鳶・若連』 | 阿南 透

[編集者のおぼえ書き]
「なぜ?」を追っていた日々 | 宮田 毬栄

[遅筆堂文庫だより]
井上ひさしのロシア | 井上 恒

[コラム]
正岡子規 人生のことば 第55回 | 復本 一郎

歴史の証言 古文書の語る時代と社会(95)
戦後ハンセン病療養所の同人雑誌「山椒」とその射程 | 佐藤 健太

[編集後記]村井 まや子・福元摩湖・出雲 雅志

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