消費者をケアする女性たち 「ヒーブ」たちと「女らしさ」の戦後史

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[2022年12月/四六判/288頁/]
著=満薗勇
発行=青土社


目次:
序論 戦後史のなかのヒーブ
1 「ヒーブ」とは何か
2 ケアの視座からみたヒーブ
3 日本型雇用とケアのジェンダー化
4 女性就業とケアの戦後史
5 本書の方法と構成

第1章 消費者問題の展開とヒーブの成立
1 消費者問題の歴史的展開
2 HEIBの先駆的紹介
3 日米HEIB会議の開催
4 日本ヒーブ連絡協議会の結成
5 日本家政学会の動向

第2章 先駆者たちのライフヒストリー
1 篠崎悦子(東京電力)
2 落合良(ソニー)
3 山内志津子(資生堂)

第3章 日本ヒーブ協議会の組織と活動
1 協議会組織の性格
2 会員の実態とその推移
3 協議会活動の展開
4 「働く女性」の焦点化

第4章 ヒーブにとっての仕事とケア
1 社内における「ヒーブ」の位置づけ
2 仕事の満足度と管理職への意欲
3 ケアに対するヒーブの意識
4 商品開発におけるヒーブの仕事
5 消費者対応におけるヒーブの仕事

第5章 ヒーブにとっての子育て経験
1 「1・57を考える研究会」の問題意識
2 仕事と職場をめぐる悩みと対策
3 保育所をめぐる悩みと対策
4 家族と家庭をめぐる悩みと対策
5 働く母親への「応援歌」

結びにかえて
1 ヒーブ(HEIB)の日本的展開
2 ワーク・ライフ・バランスへの問い
3 消費者のケアとそのゆくえ

あとがき

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