ハーケンクロイツの文化史 シュリーマンの「再発見」からナチ、そして現在まで

141942

[2022年12月/四六H/388頁/]
著=ローレンツ・イェーガー
訳=長谷川晴生/藤崎剛人/今井宏昌
発行=青土社


目次:
第1章 本書の意図
第2章 シュリーマンと考古学者たち
第3章 アングロ・インドのスヴァスティカ―ブラヴァツキー夫人とラドヤード・キプリング
第4章 両性具有のスヴァスティカ – アルフレート・シューラーとルートヴィヒ・クラーゲス
第5章 鉤十字(ハーケンクロイツ)のある礼拝室 – ミュゾットのリルケ
第6章 「猿族」への宣戦 – ランツ・フォン・リーベンフェルス、ストリンドベリ、ヘルツマノフスキー=オルランドー
第7章 シュテファン・ゲオルゲとドイツの人文学
補論 ハンス・トーマについて
第8章 「永遠のドイツ人」 – フランツ・ローゼンツヴァイクとヘルマン・ブルテ
第9章 ロシア皇帝一家の銃殺 – アレクサンドラ・フョードロヴナの迷信とユダヤ人ボルシェヴィキ
第10章 武装せるシンボルI – 義勇軍とトゥーレ協会
第11章 武装せるシンボルII – ウンゲルン=シュテルンベルク男爵
第12章 ゲーリング、ヒトラー、ローゼンベルク
第13章 左翼によるカリカチュア化 – ブレヒトからヴィルヘルム・ライヒ、カネッティまで
第14章 アメリカのホロコースト – H・P・ラヴクラフト
第15章 耽美に死す – 谷崎潤1郎の長篇小説『卍』
第16章 ドーリア的世界 – ゴットフリート・ベンとユリウス・エヴォラ
第17章 ヒト型スヴァスティカ – レオ・フロベニウスと「文化人類学者」ヴィルヘルム2世
第18章 鉤十字(ハーケンクロイツ)の国旗化
第19章 1945年以降 – 暴走族、歴史改変SF、ブリティッシュ・パンク、法輪功
解説 「文化史」としてのハーケンクロイツ – ある西洋近代裏面精神史 | 長谷川晴生

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