復讐としてのウクライナ戦争 戦争の政治哲学 それぞれの正義と復讐・報復・制裁

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[2022年12月/A5/264頁/]
著=塩原俊彦
発行=社会評論社


目次:
第1部 燃え上がる復讐心
第1章 ネオコンの復讐
(1)ウクライナは「最新のネオコン災害」
(2)ネオコンの源流と「ポグロム」
(3)起爆剤としてのナショナリズム
(4)マスメディアによる煽動

第2章 プーチンの復讐
(1)「非ナチ化」を隠すマスメディアの不見識
(2)2014 年へのクーデターへの復讐
(3)プーチンによるナショナリズム高揚
(4)プーチン・シナリオの蹉跌

第3章 ゼレンスキーの復讐
(1)憤怒がかきたてる復讐心
(2)ユダヤ系のゼレンスキー
(3)ウクライナ移民の復讐心
(4)ロシアの「キャンセル」に動く

第2部 制裁という復讐
第4章 復讐精神(ルサンチマン)をめぐって
(1)ニーチェの教え
(2)「互酬性」(reciprocity)という正義
(3)神にささげる生け贄という原初段階
(4)身代わりから贖罪へ

第5章 復讐から刑罰へ
(1)キリスト教における罪と罰
(2)復讐の精神をそらす宗教
(3)裁判制度
(4)国家による刑罰

第6章 国際法からみた戦争
(1)ヨーロッパ公法(国際法)の誕生まで
(2)ヨーロッパ公法の誕生と揺らぎ
(3)英国と米国によるヨーロッパ公法への浸食
(4)正戦論のいま

第7章 復讐・報復・制裁
(1)復讐と報復
(2)国際法上の報復
(3)報復と制裁

(5)帰結主義に傾く欧米
(6)制裁の大義に疑問
(7)「移行期正義」という視角
(8)復讐を阻む「インピュニティ」

第3部 21 世紀の課題
第8 章 西洋・キリスト教世界への疑問
(1)西洋文明を問う
(2)西洋文明の「咎」

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