人新世の経済思想史 生・自然・環境をめぐるポリティカル・エコノミー

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[2023年2月/四六判/327頁/]
著=桑田学 発行=青土社


目次:
はじめに

序章 エコノミーの脱自然化、人新世の起源
1 エコノミーの概念史
2 自然のエコノミー
3 経済秩序の脱自然化
4 自然からの解放、化石経済の出現
5 エコノミーの脱自然化に抗して

第1章 化石経済と熱力学の黙示録
1 ジェヴォンズと化石経済のディレンマ
2 ラスキンと雲の黙示録
3 エネルギー・エコノミー
4 自然のエコノミーの破綻
5 思想史における二つの痕跡

第2章 生命と富のオイコノミア
1 オイコノミア
2 生と富の科学
3 賢明な消費のわざ
4 統治としてのエコノミー

第3章 植物学者が見た生命都市(ビオポリス)のエコノミー
1 科学からラスキンを語りなおす
2 イギリス経済学方法論争
3 エコノミーの自然化
4 スラム化する世界――生の衰弱、環境の劣化
5 生命の法としての協同
6 産業改革
7 人間生態学としての都市学

第4章 富のエコノミー/負債の反エコノミー
1 原子力時代の曙光
2 貨幣改革の時代
3 富のエコノミー
4 負債の反エコノミー
5 穏やかな経済

終章 人間以上のエコノミーに向けて

あとがき

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