表現者クライテリオン 2023年3月号 「危機」と対峙する保守思想誌

［2023年3月／A5／200頁／￥1,238+124］
特集=SDGs／AI批判序説 スローガンに群がる愚
編集長＝藤井聡
発行=啓文社書房

目次：
[連載コラム　鳥兜]
「AI」という名のルサンチマン　現代の進歩主義に告ぐ
日本のエリートは「中央集権化」の時代を担い得るのか？

[巻頭連載]
危機感のない日本の危機　「公」を持たない日本人（試論） | 大石久和

【特集】SDGs／AI批判序説　スローガンに群がる愚
SDGsという陥穽　大合唱の裏に何があるのか | 池田清彦
AIとの融合は「人間」を幸せにするか | 仲正昌樹
AIの「知能観」　シンギュラリティ論に惑わされないために | 川端祐一郎
ポストモダン左派はなぜウソをつくのか | 掛谷英記
スローガンの裏に潜む「ケガレの動員」に警戒せよ | 辻田真砂憲
SDGsよりも「常若」を | 葛城奈海

【特別インタビュー】
養老孟司、SDGsとAIを語る　利き手：浜崎洋介

【特別座談会】
自民党衆議院議員城内実×中村裕之×藤井 聡
統計学・行動科学から問い直す、「コロナ専門家」の倫理観［後編］ | 松原 望×竹村和久×藤井 聡

【連載】
〈新連載〉徹底検証！霞が関の舞台裏　脱藩官僚による官僚批判（1）昨今の財務省の動きを検証する | 室伏謙一
「農」を語る（3）「農」は人間精神を守る最後の砦 | 堤 未果×藤井 聡
欧米保守思想に関するエッセイ　プラトンの国家（10）哲人統治の必要性と不可能というパラドックス | 伊藤貫
虚構と言語　戦後日本文学のアルケオロジー（25）マルクスの亡霊たち　新しい全体主義の到来（2） | 富岡幸一郎
戦争を知らないオトナたち（3）凍てつく日の丸　落日の大地シベリアに生きる | 小幡 敏
逆張りのメディア論（29）反戦報道が引き寄せる台湾有事 | 松林 薫
ナショナリズム再考（20）リベラリズムは世代間正義を論じることができるか（2）愛着と忠誠の政治哲学序説 | 白川俊介
葬られた国民作家獅子文六（4）亡命からの復権　敗戦三部作 | 平坂純一
欲望の戦後音楽ディスクガイド（2）　Joy Divison／Unknown Pleasures | 篠崎奏平
映画で語る保守思想（3）『ランボー』に見る、怒りと復讐の倫理（後編） | 藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
東京ブレンバスター（4）格闘技の聖地としての靖国神社 | 但馬オサム
編集長クライテリア日記　令和四年十二月〜令和五年一月 | 藤井 聡

【寄稿】
債務とは何か？　信用貨幣と商品貨幣の違い | ムギタロー
性急な教育と悠長な教育 | 高江啓祐
〈投稿〉読者からの手紙

【書評】

【巻末オピニオン】
新自由主義から新重商主義へ | 藤井 聡

[保守放談]
徹底自粛論はどこへ行ったのか？／コロナ政策・「その失敗の本質」