日本の自然をいただきます 山菜・海藻をさがす旅
[2023年3月/四六判/320頁/]
《亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ》
著= ウィニフレッド・バード
訳=上杉隼人
発行=亜紀書房
目次:
日本語版刊行によせて
はじめに
第1章 道端の雑草、森の驚異 春の新緑
熊本-秘伝の天ぷら
長野-アファンの森
福井-フキの葉包みおにぎり
金明姫さんの「フキの葉包みおにぎり」
第2章 生命の木 トチノミの盛衰
滋賀-トチノミを食べて生き延びた日本人
トチノミとトチノミの歴史
トチノミを守れ
トチノミを作る人たち
トチ餅風「栗餅あげだし」
第3章 饗宴と飢饉 ワラビの二面性
岩手-中世から伝わるワラビ餅
ワラビは貧しさの象徴か? 高貴な食べ物か?
西和賀町の「ワラビ海苔巻き」
第4章 世界で一番背の高い草 天然物でもあり栽培物であるタケノコの物語
京都-魅惑のタケノコ
タケノコで世界を変える
モウソウチクの仕入れに同行
たけのこ解析を味わう
秋田-タケノコとマタギ
うお嘉の「鏡煮」
第5章 海の四季 海藻の消えゆく伝統
徳島-天然ワカメを求めて
ワカメの水揚げ
石川・能登-歴史と生きるアマ
大きなものを失いつつある
北泊の「生ワカメのしゃぶしゃぶ」
最終章 天然食物とともに生きてきたアイヌ
北海道-狩猟採集とアイヌ民族
二風谷再訪
大勢で食べる山菜汁「キナオハウ」
野草・海藻ガイド
訳者あとがき