越境広場 11号 来るべき言葉のための巡航誌
[2022年11月/A5/186頁/]
特集=”if”で拓く「復帰」五〇年
編/発=越境広場発行委員会
目次:
巻頭の言葉 「危機(クライシス)」 | 八重洋一郎
【フォトエッセー】眠る木(上原沙也加
【続・特集】”if”で拓く「復帰」五〇年
〈座談会〉沖縄を拓く 想像と創造の間で
| 上間かな恵、新城和博、上原こずえ、百次智仁
〈論考〉anotherオキナワを巡って
冥府に眠るマブイの夢想 『亜熱帯の涙』再読 | 西谷修
沖縄で「つかみどころのない矛盾」を生きる
-「大道嗣光」あるいは「朴達」(たち) | 呉世宗
沖縄と世界を接続する視点
-『灰とダイヤモンド』と『アルジェの戦い』 | 石川尚彦
二〇二二年の「ウンタマギルー」 | 菅谷聡
「復帰」の問いと〈世界の響き〉としてのカリブ海文学 | 中村隆之
〈エッセー〉幻視の中の「五・一五」
ニセモノ「オキナワン」の告白 | ウェスリー上運天 翻訳・上原こずえ
移民の記憶からみた”復帰”と沖縄
-平安座からペルー渡ったある移民家族のライフヒストリーから | 徳森りま
〈五〇年目の「五・一五」に刻む〉
沖縄復帰五〇年と沖縄現代演劇 | 当山彰一
金城信吉と建築 展覧会の企画に携わって | 真喜志奈美
琉球共和国憲法の喚起力 | 西谷能英
ウチナーンチュを解き放つ批判の矢
-『「反復帰論」を再び読む』を編集して | 城間有
〈あなたへ【投壜通信】〉
桜井大造 → 船本洲治へ
真久田巧 → 真久田正へ
〈沖縄で〈在〉を生きる〉
シマイチャー歴三五年の断片 | 米倉外昭
〈「復帰」から考えるジェンダー〉
中絶 女の身体と沖縄戦後史 | 親川裕子
【状況への発言 〈ウクライナ侵攻と沖縄・台湾からの視点〉】
ウクライナ侵攻の「教訓」について | 佐藤泉
死者の真実、かすかなあらわれ | 若林千代
ウクライナから台湾へ 戦場に近い島・沖縄で考える | 我部政明
【インタビュー1】
「島の暮らし」山里節子さんへの聞き取りから3
-世界に広がる白保の運動 | 安里和晃、本間桃里、小梢みなみ
【インタビュー2】
復帰後沖縄とシマの可能性(下)
-安里英子さんに聞く(聞き手・與儀秀武)
【連載時評】
地を這う声のために5 | 目取真俊
【沖縄文学探訪】
嘉陽安男『捕虜たちの島』について 沖縄戦後文学再読3 | 村上陽子
【交差点】
沖縄女性の運動史から知を得る 幾重にもなる差別とどう闘うか | 玉城愛
宮古伊良部島・佐良浜の「オヨシ」について | 上原孝三
【ブックレビュー】
平敷屋朝敏を蘇生させるもの
西銘郁和『平敷屋朝敏を聴く 西銘郁和評論集』 | 仲本螢
人も、国境も、移動する
井上暁子『語りの断層/ドイツ=ポーランド国境地帯の文学』 | 西成彦
〈叛意〉の詩人
佐々木薫『幻想の祖国 沖縄の波打ち際で』 | 平敷武蕉
【編集後記】 | M、S