ヒトはどこからきたのか サバンナと森の類人猿から
[2023年3月/四六判/264頁/]
著=伊谷 原一/三砂 ちづる
発行=亜紀書房
目次:
まえがき | 三砂ちづる
1.ヒトと類人猿の祖先がきたところ
・ヒトと類人猿の共通の祖先が生まれたところ
・ヒトと類人猿を分けるもの
・食べ物から考える
2.霊長類学から生態人類学へ──動物、その社会学的研究
・霊長類学が始まる
・ボノボフィールドの発見
・社会学としての霊長類学
・家族という社会単位の成立
・生態人類学への道
3.さまざまな施設をつくる
・日本モンキーセンター
・熊本サンクチュアリ
4.研究者になるなんて思ってなかった
・犬山で生まれる
・アフリカに行きたかった少年
・はじめてのアフリカ行き
・ボノボのフィールドワーク
・ワンバに永住?
・ボノボの孤児・ジュディ
・九〇年代のアフリカ
5.チンパンジーの集団を育てる
・女性は一人で子どもを産めるか
・林原類人猿研究センター(GARI)はこうして生まれた
・野生ではできないことを
・博物館は、研究の成果を伝えられる場所
・研究所を大きくしていく
・「私にはこの人がいる」と思える
・ヒトとチンパンジーの関係構築のために
6.霊長類とヒト
・GARIだからこそできた観察
・チンパンジーには短期記憶がある
・生殖行動は見て覚えるもの?
・飼育下という特殊な状況
・見て学ぶ
・授乳と発情の密な関係
・大型類人猿の生理サイクル
・交尾と生殖と寿命のややこしい関係
・チンパンジーの記憶と感情
おわりに
・京大霊長類研究所
・人類はどこで発祥したのか
・家族を基盤とする人間社会
あとがき | 伊谷原一