フッサール 志向性の哲学

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[2023年3月/四六判/288頁/]
著=富山豊
発行=青土社


目次:
序 章 経験する「生」の本性としての志向性
第一節 人は「何か」を経験せずに生きてはいけない
第二節 志向性の哲学者 フッサール
第三節 経験される「何か」は経験から必ずズレていってしまう
第四節 それでもその「何か」は経験をつなぐ
第五節 本書の狙いと構成
6 戦都-リューベック(1226-1491)
第一章 志向性の謎-思考が何かについてのものであるとはいかなることか
第一節 志向性と「対象」の関係
第二節 「対象」は必ず存在するのか
第三節 何が思考をその「対象」に結びつけるのか
第四節 イメージ・因果関係と志向性
第五節 不在の「対象」について思考できるのはどのようにしてか
第六節 「対象」は心の中の像にすぎないのか
14 メガシティ-ラゴス(1999-2020
第二章 志向性と真理-真偽に関与するものとしての「対象」
第一節 フレーゲの意味論
第二節 真理値ポテンシャルあるいは意味論的値
第三節 構文論と意味論
第四節 形式言語
第五節 志向性の問題を意味論的値でどう考えるのか
第六節 フッサールの「志向性」は本当に意味論的な概念なのか

第三章 意味と対象-我々はどのように「対象」への関わりを手にするのか
第一節 意味論的値の不確定性
第二節 無対象表象の問題は解決したのか
第三節 フッサールにおける「意味」の概念
第四節 意味の想像イメージ説
第五節 可能世界による「意味」解釈
第六節 フレーゲの「意義」概念とフッサールの「意味」概念
第七節 志向性の謎はどのように解かれたのか

第四章 意味と作用-意味は心の中にあるのか
第一節 ハンプティダンプティ理論という嫌疑
第二節 素質としての把握と出来事としての把握
第三節 意味のイデア性
第四節 イデア的なものをリアルな世界に呼びだすこと
第五節 フッサールのプラトニズムと「対象」概念

終 章 「現象学」は何をするものだったのか

付論と読書案内
あとがき

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