生きることの意味を問う哲学 森岡正博対談集
[2023年4月/四六判/224頁/]
著=森岡正博
発行=青土社
目次:
はじめに
第1章 生きることの意味を問う哲学 × 戸谷洋志
反出生主義とは何か
「生まれてこないほうが良かったのか」という問いの意味
生まれてくることは誰にとって良い/悪いのか
出生の肯定/否定を超えて-絶滅のまえに
解説 反出生主義はほんとうに自殺を導かないのか?
第2章 “血塗られた”場所からの言葉と思考 × 小松原織香
被害者と加害者-それぞれの生のリアリティ
赦しをめぐる(結論のない)問い
「単独者」としての加害者-石原吉郎を読む
学術と「私」のはざまで
解説 加害者であることを引き受けられるのか?
第3章 日本的なるものを超えた未来の哲学 × 山口尚
大森哲学との出会い
見透し線のその先
ロボットの意識とことだま論
自由意志と重ね描き
日本で/日本語で哲学をすること
解説:日本語で哲学をすることができるのか?
第4章 降り積もる言葉の先に × 永井玲衣
ひそやかな声に耳を傾ける哲学者
世界のどこかにたゆたう言葉
問いと共に生きる
強くあること、弱くあること
解説:対話によって開かれていく哲学とはどのようなものか?
第5章 私にとって哲学とは何をすることか
大学の哲学への失望
私の死・生命学・感じない男
無痛文明論
哲学アカデミア・人生の意味・誕生肯定
あとがき