ソヴィエト科学の裏庭 イデオロギーをめぐる葛藤と共存

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[2023年4月/四六H/306頁/]
編=金山浩司
発行=水声社


目次:
序章 ソヴィエト・マルクス主義哲学史の再解釈に向けて
| 金山浩司

I イデオロギーの側から
第1章 ソヴィエトにおける「マルクス主義」公式化の始まり
-1920年-1930年代始めの哲学・科学論争
| 藤岡毅

第2章 “メンシェヴィキ化する観念論”-アブラム・デボーリン
| セルゲイ・コルサコフ

第3章 “走狗”の肖像-マルク・ミーチン
| セルゲイ・コルサコフ

第4章 流浪する国際主義者
-エルネスト・コーリマンにおける自然科学と哲学
| 金山浩司

II 科学の側から
第5章 “愛国的・唯物論的物理学者”
-ヴァシーリー・ノズドリョフとモスクワ国立大学物理学部の教員たち
| 市川浩

第6章 量子力学の“唯物論的ペレストロイカ”
-ヤーコヴ・テルレツキー
| 市川浩

第7章 “異化”と“同化”
-相対性理論とソヴィエト・マルクス主義の邂逅
| コンスタンチン・トミーリン

第8章 生物界と自然環境を“作り変える”科学思想の理念と現実
-ダーウィン、ヴェルナツキイ、スターリン、ルィセンコ
| 齋藤宏文

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