分裂・毒物テルルの発見 原爆/核実験/原発被害者たちの証言から

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[2023年2月/A5/288頁/]
著=山田國廣
発行=藤原書店


目次:
はじめに

序 章 空母〈ロナルド・レーガン〉の悲劇【2011年3月】
1 トモダチ作戦に参加した原子力空母〈ロナルド・レーガン〉
2 〈ロナルド・レーガン〉乗組員に何が起こったか
3 〈ロナルド・レーガン〉は、確かに被ばくした!

第1章 毒物テルルとは?
1 「テルル」とはどんな化学物質?-金属味、ニンニク臭、青い色、皮膚刺激のある化学物質
2 動物実験から毒性を知る
3 原発の中に溜まっていたテルル

第2章 ヒロシマ・ナガサキ-検証・原子爆弾【1945年】
1 ヒロシマへの原爆投下
2 「ピカドン・モデル(青い閃光と、爆風による建物破壊)」と住民証言
3 「原爆症」
4 ナガサキへの原爆投下
5 広島・長崎の医師たちの所見-『マンハッタン報告書』から

第3章 核実験の被ばくを検証-マーシャル諸島、セミパラチンスクほか
1 ビキニ環礁でのアメリカ水爆実験-〈第五福竜丸〉事件
2 マーシャル諸島の住民たちの被害
3 セミパラチンスク核実験場(カザフスタン)のその後
4 どんな地で原爆実験が行なわれたか

第4章 「黒い雨」の恐怖
1 原爆の「黒い雨」、原発事故の「白い雨」
2 「黒い雨」裁判-被爆から76年
3 黒い雨による内部被ばくを警告した「オークリッジ・レポート」
4 「黒い雨」に被ばくした人、しなかった人の比較調査
5 広島に降った「黒い雨」の地点と放射線量
6 広島原爆「黒い雨」訴訟原告の証言から
7 「黒い雨」訴訟から考える
8 各地のホットスポットの測定値からわかること
9 大地、水、植物の汚染と、私たち人間

第5章 原発事故の被ばく例を検証-スリーマイル島(1979年)、チェルノブイリ(1986年)
1 世界の主な原発事故
2 スリーマイル島原発事故-アメリカ、1979年
3 チェルノブイリ原発事故-ソ連、1986年
4 チェルノブイリ事故と、空母〈ロナルド・レーガン〉
5 事故からわかったこと

第6章 福島第一原発事故とその教訓【2011年】
1 事故の経過
2 通報と避難
3 避難の実際-プルームは避けられるのか
4 避難計画の問題点
5 どのように備えるか?

第7章 福島第一原発事故、被ばく者たちの証言
飯舘村-赤錆色の霧、皮膚のビリビリ、脳梗塞など
浪江町-金属の臭い、甲状腺がんなど
郡山市-鼻血、喉のかすれなど
双葉郡-娘の流産
福島市-著しい体調変化
列島各地からの声

第8章 福島第一原発事故の後に多発する病気-東日本12都県
1 疾病は、明らかに増加している
2 テルルによる“難病”の増加-DPCデータから読み取れること
〈補〉核分裂によるテルルの被害は、隠されてきた

むすび-“核分裂”がもたらした大災害

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