奴隷と家畜 物語を食べる

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[2023年4月/四六判/352頁/]
著=赤坂憲雄
発行=青土社


目次:
第1章
胃の腑と詩と官能のあいだ
憑依と観想から擬人法へ
獣たちの九相図と出会う
家畜たちは荒野をめざす
新しい動物文学の誕生

第2章
奴隷農場は愛とともに昏れて
猿の惑星からの伝言
人力車には植民地の影が射す
家畜人は知性ある猿だ(上)
家畜人は知性ある猿だ(下)

第3章
自己家畜化と道徳の発生
奴隷化、いじめの政治学へ
家畜と奴隷と資本主義
愛と痛みと恐怖が運命をひらく
労働という苦役からの解放

第4章
フォラグラ的な肥満のはてに
臓器提供者のいまわの恋
残されし人々の帰還
代理母は卵の夢にうなされて

第5章
二本足の豚たちが動物農場をゆく
豚は知性的な生き物である
三匹の豚はいま、どこへ
豚を飼う、豚を喰らう

終章
奴婢訓の裂け目に

あとがき

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