「AV女優」の社会学[増補新版] なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか
[2023年4月/四六判/320頁/]
著=鈴木涼美
発行=青土社
目次:
増補新版のための序文
第1章 饒舌なAV女優
1 はじめに
2 なぜAV女優にひかれるのか
3 AV女優の生きる世界との出会い
第2章 性の商品化とセックスワークとAV女優と-彼女たちをめぐる言説史
1 議論の出発
2 売春のどこが悪い?-性の商品化とフェミニズム
3 「セックスワーク」とは何だったのか
4 AV女優やその周辺についての記録
第3章 AV女優の仕事
1 どうしてAV女優の日常から語りはじめるか
2 AV産業の構造
3 AV女優の日常
4 決められた仕事と習慣
第4章 面接と語り
1 面接という経験
2 面接の種類
3 AV女優をつくる「面接」
4 つくられていくAV女優
第5章 単体AV女優から企画AV女優へ
1 単体AV女優と企画AV女優
2 生活の変化
3 プライドの変質
4 築かれる「頑張り」の根拠
第6章 動機を語る動機
1 動機を語るAV女優の誕生
2 AV女優のストラテジー
3 内面化するAV女優像
4 戦略としての語りから自己陶酔へ
第7章 おわりに 生きた経験としての性の商品化
1 AV女優と「自由意志」
2 構造的劣位
3 初体験、快感、達成感
4 誰がAV女優の動機を生むのか
あとがき(2013年版)
その後の「AV女優」との周縁-増補新版へのあとがきにかえて