敗者としての東京 巨大都市の隠れた地層を読む

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[2023年2月/四六判/352頁/]
《筑摩選書》
著=吉見 俊哉
発行=筑摩書房


目次:
序章 東京とは何か-勝者と敗者のあいだ

第1部 多島海としての江戸-遠景
第1章 クレオ-ル的在地秩序
第2章 死者の江戸、そして荘厳化する外縁

第2部 薩長の占領と敗者たち-中景
第3章 彰義隊の怨念とメモリ-・ランドスケ-プ
第4章 博徒と流民-周縁で蠢く敗者たち
第5章 占領軍と貧民窟の不穏-流民の近代をめぐる眼差し
第6章 女工たちは語ることができるか

第3部 最後の占領とファミリ-ヒストリ–近景
第7章 ニュ-ヨ-ク、ソウル、東京・銀座-母の軌跡
第8章 学生ヤクザと戦後闇市-安藤昇と戦後東京
第9章 「造花」の女学校と水中花の謎-山田興松とアメリカ進出
第10章 原風景の向こう側-「都市のドラマトゥルギ-」再考

終章 敗者としての東京とは何か-ポストコロニアル的思考

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