神奈川大学評論 102
[2023年3月/A5/230頁/]
特集=境界 編=神奈川大学評論編集専門委員会
発行=神奈川大学広報委員会
目次:
建築逍遥 その存在を伝えたい建築
駒井家住宅(京都市) | 姜 明采
[エッセイ]
ズレていく境界 | 斎藤 貴男
[特集] 境界
[対談]
音楽と境界 | 岡田 暁生/沢 知恵
[特集評論]
いのちの境界-取材を通して思う | 大石 芳野
百年の今昔-シベリア出兵と満洲・ウクライナ | 安彦 良和
境界、その存在への意識と対応 | 三宮 麻由子
生命科学テクノロジーをどう制御するのか? | 島薗 進
アフガニスタンの女性と人権 | 北垣 由民子
話し言葉と歌の境界で生きていく | ジョシュア・D・ピルザー(阿部 万里江 訳)
アーケードのつなぐもの | 宇田 智子
[詩]
口をひらく自由 | 冨岡 悦子
[特別寄稿]
ゴルバチョフの夢と挫折 | 下斗米 伸夫
危機に直面する日本学術会議の独立性-自民党政権による法改正の企図を批判する | 小森田 秋夫
インタビュー 日銀黒田金融政策の10年 | 伊藤 正直
[小特集]物語る環境
[講演1]
私をつくった水仙-NASAから小説まで、光合成を物語る | ジョン・パーラム(村井 まや子 訳)
[講演2]
動物たちの言うこと-パルダン・ゴンド族のアートにおける人と動物の世界 | V・ギータ(村井 まや子 訳)
[ディスカッション]
物語・環境・創作をめぐって | 諏訪 敦彦/山城 知佳子/章 夢奇(村井 まや子 コメンテーター/秋山 珠子 通訳・翻訳・構成)
[論壇時評]
命と暮らしを脅かす「男性稼ぎ主」型からの脱却を | 大沢 真理
[美術時評]
マン・レイ、その越境する光-「マン・レイと女性たち」展を振り返る | 朝木 由香
[科学時評
研究を極める vs. ほどほどで収める | 常石 敬一
[映画時評
見えない、聴こえない、境界を超えて | 平塚 千穂子
[音楽時評]
我がアコーディオン原体験 | coba
[演芸時評]
伝統からエンタメへ | 上島 敏昭
[世界から/世界へ]
タイにおける君主制と民主化 | 山本 博史
[研究の周辺
リストにおける「理論と実践」-「行政実務」から「国民経済学」へ | 諸田 實
消えた文学を読む意義を考える-サウスワース作品を例に | 山口 ヨシ子
[書評]
高良 留美子著『高良留美子全詩』(上・下) | 渡辺 みえこ
大和田茂著『日本近代文学の潜流』 | 村田 裕和
イーディス・ウォートン著・山口ヨシ子・石幸子訳『夏』 | 山木 聖史
ボフミル・フラバル著『石川達夫訳十一月の嵐』 | ブルナ・ルカーシュ
[著者こぼれ話]
長い余談 | 砂川 文次
[編集者のおぼえ書き]
すべては疑うことから始まる | 高島 知子
[遅筆堂文庫だより(2)]
井上ひさしとチェーホフ | 井上 恒
[コラム]
正岡子規 人生のことば その五十六 | 復本 一郎
歴史の証言 古文書の語る時代と社会(96)
放尿する一遍と画中詞 | 内藤 久義