社会変容と民衆暴力

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[2023年5月/四六判/336頁/] 
編=須田 努 
発行=大月書店


目次:
総論 今、歴史学の領域から民衆暴力を問うことの意味 | 須田努

第I部 宗教・思想を背景とした民衆暴力
1 天狗党との関係から見た在地社会の暴力 | 須田努
2 カオダイ教の勃興とナショナリズム-1920〜40年代、ベトナム南部の宗教運動 | 武内房司
3 フランス革命期モージュ農村社会とジャック・カトリノ-内面的思索の醸成から自律的行動の萌芽へ | 大峰真理
4 現代の民衆運動における暴力の位相-三里塚闘争を事例にして | 中嶋久人
5 ブレグジット以降の北アイルランド情勢 | 崎山直樹

第II部 地域社会内部で発動される民衆暴力
1 周防大島における明治維新の記憶-「四境の役」の語られ方 | 宮間純一
2 近文アイヌ給与予定地事件と和人社会 | 檜皮瑞樹
3 コザ暴動と秩序のグラディエーション-基地の街の平穏と暴力をめぐって | 高江洲昌哉
4 衡平社の誕生と反衡平運動の論理 | 趙景達

第III部 民衆暴力をめぐる表象・言説
1 浄瑠璃・歌舞伎から見る暴力とジェンダー-見える暴力から隠蔽される暴力へ | 中臺希実
2 「惨殺」という演出-芝居に描かれた真土村事件 | 伊藤俊介
3 戦後日本における家庭内暴力-新聞メディアに見出される家庭内暴力表象を通して | 石田沙織
4 現代日本に於ける朝鮮人への差別・暴力と歴史認識 | 加藤圭木

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