ドーピングの歴史 なぜ終わらないのか、どうすればなくせるのか

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[2023年5月/四六判/288頁/] 
著=エイプリル・ヘニング、ポール・ディメオ 
訳=児島修 
発行=青土社


目次:
はじめに

第一章 近代スポーツにおけるドーピングとアンチ・ドーピングの起源
初期の実験
アンチ・ドーピングの誕生

第二章 覚醒剤(スピード)とステロイド
アンフェタミン類
ステロイド
スポーツは日常生活を映す鏡
スポーツの意味をめぐる戦いの始まり

第三章 ドーピング検査の始まり
ドーピング検査の起源、イタリア
道徳と邪悪
ルールと検査の具体化
初期のアンチ・ドーピングに対する反応

第四章 ドーピング、流行病となる
負け戦の開始
検査の開発
ステロイドをめぐるモラル・パニックとその影響

第五章 無邪気な時代の終わり
ベン・ジョンソン-一般大衆の認識を変えたオリンピック・スキャンダル
ジョンソン・スキャンダルへの反応
東ドイツのシステムが明らかに
運動能力向上の文化

第六章 スキャンダルに立ち向かう
スポーツ界と一般社会で認識されているステロイドのリスク
難しい事例
批判のエスカレート-命も奪うEPO
一九九八年のツール・ド・フランスのスキャンダル
世界アンチ・ドーピング機構(WADA)

第七章 新たなアプローチ
変わらぬ状況
2003年版の世界アンチ・ドーピング規程
成功
組織的ドーピングは続く
自転車競技-組織的ドーピングの改革
ロシア・クライシス

第八章 問題と提言
アンチ・ドーピングの効果のなさ
新型コロナウイルスとアンチ・ドーピング
巻き添え被害
アマチュアのアスリート
アスリートに関わってもらい、組織的ドーピングに対応する
前進する道

訳者あとがき

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