負債と信用の人類学 人間経済の現在

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[2023年6月/A5H/396頁/] 
編=佐久間 寛 
発行=以文社


目次:
諸 言

第I部
序 章 信用、負債、返済 | 佐久間 寛

第一章 商業経済と絡まり合う人間経済のありか
-ラオスのコーヒー産地における農家による金貸しからの逃避をめぐって
| 箕曲在弘

第二章 時間を与えあう
-商業経済と人間経済の連環を築く「負債」をめぐって
| 小川さやか

第三章 暴力の貸しを取り返しに行く
-東アフリカ牧畜社会における復讐/感染/代替の論理
| 佐川 徹

第四章 負債と労働の関係
-グレーバーの『負債論』と『ブルシット・ジョブ』をつなぐもの
| 松村圭一郎

第II部
第五章 負債と約束
– 戦前大阪の都市下層社会における貸し借りの論理からみる
| 酒井隆史

第六章 世界を生み出すのは価値である
| デヴィッド・グレーバー/田口陽子訳

第七章 負債、暴力、非人格的市場-ポランニー的省察
| デヴィッド・グレーバー/佐久間寛訳

第八章 デヴィッド・グレーバーと不平等世界の人類学
| キース・ハート/林愛美訳

第III部
第九章 『負債と信用の人類学』座談会
| 小川さやか/佐川徹/佐久間寛/松村圭一郎/箕曲在弘

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