表現者クライテリオン 2023年7月号 「危機」と対峙する保守思想誌

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[2023年7月/A5/192頁/]
特集=進化する”コスパ”至上主義-タイパ管理された家畜たち
編集長=藤井聡
発行=啓文社書房


目次:
[巻頭コラム]鳥兜
・コスパ・タイパ主義に見る現代の「孤独」
・「トランス女性の権利」と「女性の権利」

[巻頭連載]
「危機感のない日本」の危機 女性天皇の存在 | 大石久和

[特集]進化する”コスパ”至上主義-タイパ管理された家畜たち
[特集座談会]コスパ主義は「家畜化」への道である
| 三浦 展×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介

[特集論考]
文明としてのコスパ社会?-「見返り」の人類史素描 | 與那覇 潤
コスパ/タイパの追求がもたらす自己家畜化状態 | 上野吉一
時代精神としてのコスパ志向-未来が外部性を喪失した時代 | 土井隆義
自分らしく生きる-音楽の「幸せなコスパ」を目指して | 野口剛夫

[結城座両川船遊氏インタビュー]
「コスパ」から遠く離れて-「古典」と「現代」のあいだで | 聞き手 浜崎洋介、小幡 敏

[新連載]「アジアの新世紀」企画始動記念座談会
保守から考えるアジアの近代-福田恆存の「韓国論」を手がかりに
第一回 日韓が直面した「適応異常」 | 藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎

[第五回 表現者賞奨励賞発表]

[寄稿]表現者奨励賞受賞記念
ルイス島のチェス駒が教えてくれること-中世ヨーロッパの気候変動 | 橋本由美

[連載]
「農」を語る 第2回 コスパを超えた「志」のちから | 中貝宗治×藤井 聡
欧米保守思想に関するエッセイ 第12回 トクヴィルの民主主義批判 Part2 | 伊藤 貫

虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー第27回
マルクスの亡霊たち 新しい全体主義の到来(3)
『人新世の「資本論」』批判(続) | 富岡幸一郎

逆張りのメディア論31 広島サミットで感じた気持ち悪さの正体 | 松林 薫

徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評(3)
霞が関に蔓延る「無謬性の神話」、「無責任の体系」が日本を停滞させ、衰退させる
| 室伏謙一

経世済民 虫の目鳥の目 第2回 価格に潜むワナ | 田内 学

映画で語る保守思想(5)
『仁義なき戦い』に見る、「父」を失った日本人(中編)
| 藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎

やわらか日本文化論
「国作り」パラダイムへの帰還を(言葉から考える14) | 施 光恒

欲望の戦後音楽ディスクガイド(4)
Silk Sonic/An Evening With Silk Sonic | 篠崎奏平

東京ブレンバスター(6) 満映とアニメーション | 但馬オサム
編集長クライテリア日記 令和五年四月〜五月 | 藤井 聡

[投稿]
塾生のページ/読者からの手紙

[巻末オピニオン]総括広島サミット
米大統領の「謝罪無き」原爆死没者慰霊を実現させた岸田総理の「罪」 | 藤井 聡

[書評]
『古武術に学ぶ-子どものこころとからだの育てかた』甲野善紀著 | 前田龍之祐
『アメリカは内戦に向かうのか』バーバラFウォルター著 | 橋本 悠
『戦争とオカルティズム-現人神天皇と神憑り軍人』藤巻一保著 | 早瀬善彦

[保守放談]
・現代文明は安い労働力を求める
・「岸田氏長男総理秘書官辞任」が示唆する深刻な問題
・入館管理は“修羅場の仕事”と心得よ

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