スターリン批判以後 下巻 黒田寛一著作集 第十六巻
[2023年7月/A5H/488頁/]
発行=KK書房
目次:
V
戦後日本唯物論の堕落
一 革命的批判精神の喪失
二 民科系唯物論の本質
三 ドグマティズムへの挑戦
四 左翼理論戦線の崩壊
附・〈主体的唯物論〉の亡霊への弔辞
深刻化する理論戦線の分解
A 文化=理論戦線の瓦解と再生
B 代々木官僚の思想統制
再建された〈日本唯研〉
一 日本唯研の本質は何か?
二 雑誌『唯物論研究』の基調
〔補〕 解釈主義者の難破
三 唯物論者の課題
(補・一) 唯物主義者の観念性
(補・二) 火焔ビン亡者のたわごと
(補・三)「革通派」の哲学的貧困
VI
党物神崇拝とその崩壊
一 自称前衛党の指導性喪失の底にあるもの
二 進歩的文化人の「崩壊」意識
三 「民主主義」派の「倒錯」意識
むすび
(附) 安保闘争の教訓
VII
右翼スターリン主義批判
A 日本トリアッティ主義批判
B 〈新左翼〉の陥穽
C 右翼中間主義者のごまかし
思想的混迷を破るもの
VIII
現段階における反戦闘争とは何か?
1 破産した原水禁運動
2 ソ連核実験の政治的背景
3 クレムリン官僚の二面政策とその根拠
4 米・ソ核実験反対の意味
5 左翼的偏向の克服のために
(附) 転機にたつ平和運動
憲法改悪と日本労働者階級の闘い
1 「憲法改正」をめぐる闘い
2 「改憲」の物質的基礎
3 「改憲」のためのイデオロギー攻勢
4 「護憲」闘争の欺瞞
5 「第九条」主義者の幻想
6 民族主義の反労働者性
7 革命的プロレタリアートの闘争
議会主義との決別
一 選挙ニヒリズムの底にあるもの
二 ハンガリア革命の提起したもの
あとがき