この自由な世界と私たちの帰る場所
[2023年7月/四六判/208頁/]
著=河野真太郎
発行=青土社
目次:
序
I この自由な世界
第1章 機嫌の悪い女たち、機嫌の悪い男たち
-ポストフェミニズムにおける感情の取り締まり(ポリシング)
第2章 ポストトゥルース、トランス排除と『マトリックス』の反革命
-もしくは、ひとつしかない人生を選択することについて
補論 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』とマルチバースの「真実」
第3章 新自由主義、宗教右派、ロスジェネ
-何が銃撃事件容疑者を生んだのか
第4章 鏡の中のフェイクと真実
-『ドライブ・マイ・カー』における男性性とポストトゥルース
II 私たちの帰る場所
第5章 ブラック・マウンテンズから中国山地へ
-レイモンド・ウィリアムズと宮崎駿の「エコロジー」思想
第6章 The Return of the Native
-『少女を埋める』と、少女が帰る場所
第7章 友だちの場所
-ヴァージニア・ウルフ、村上春樹、エミール・ハンフリーズ
あとがき