宗教を哲学する 国家は信仰心をどこまで支配できるのか

142364

[2023年7月/四六判/203頁/]
著=仲正昌樹/塩野谷恭輔
発行=明月堂書店


目次:
STAGE1 旧統一教会問題をどう考えるか
旧統一教会が自民党を支配しているという幻想
宗教研究者たちの不作為
若者たちが宗教を必要とする理由
ポスト「歴史」と「近代の物語」
左派のうしなわれた「物語」と新興宗教

STAGE2 困難な時代に宗教と向き合う
政教分離の歴史的な生成について
宗教を理解するということ
デュープロセスの必要
いまの学生たち
マルクス主義からキリスト教へ
アイドル的共同性の秘密
座標なき時代の発信力
善悪をこえたアニメの世界観

STAGE3 公共的理性と宗教
ユートピア主義における「時間の切断」
神道の問題点-ナショナリズムと共同性
宗教と科学は、そもそも対立しない
文化的な特異性と倫理規範のギャップ

STAGE4 国家と宗教の迷宮
マルクスがやり残した国家と宗教の問題
ナショナリズムの宗教性
陰謀論について
カール・シュミットの政教分離論
われわれに突き付けられた国家主権

在庫状態 : 在庫有り
¥2,000(税込)
数量