猪俣津南雄 戦略的思考の復権

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[2023年8月/A5H/324頁/]
著=龍井 葉二
発行=同時代社


目次:
緒言

1)時代を超えて共鳴し合うもの
2)ロシア革命インパクトと組織問題
3)批判的活動を通じた独自の思想形成
4)戦略的思考が切り開くもの

第1章 共産党結成と旧思想の克服 1921〜23

第2章 共産党再建と無産政党をめぐる確執 1924〜26
1)活動制限下の調査研究
2)猪俣の社会主義思想

第3章 独自の現段階分析と戦略規定

第4章 「帝国主義研究」と「現代日本ブルジョアジーの政治的地位」
1)世界革命の展望-『帝国主義研究』
2)日本革命の展望-「現代日本ブルジョアジーの政治的地位」

第5章 戦略論争と組織論争の展開 1928〜29
1)戦略規定をめぐる論争の展開
2)混迷深める無産政党合同問題
3)労働戦線再建の試みと『労農』脱退

第6章 戦略的思考と横断左翼論
1)戦略的思考-戦略論争が提起するもの
2)横断左翼論-統1戦線と前衛結成の交互作用

第7章 戦略論争の新展開
1)「野呂・猪俣論争」再考
2)「コミンテルン綱領」をめぐって
3)その後の猪俣の活動

第8章 「労働戦線」から「民衆戦線」へ
1)職場に根ざした労働組合の構築
2)反戦運動の展開と全評結成
3)加藤勘十訪米と「英文レポート」
4)「統一運動に現れた労働者大衆の生長」

第9章 ファシズム批判と未完の農村革命論
最期の日々)1937年〜1942年

第10章 生い立ち〜米国留学時代
1)俳人「鹿語」として
2)米国における留学生活

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