初期社会主義研究 29
[2021年3月/A5/290頁/]
特集=1920年前後 東アジア 発行=初期社会主義研究会 (発売元=ぱる出版)
目次:
〈初期社会主義の眼〉社会主義運動の転機としての「1928年」 | 黒川伊織
特集 1920年前後 東アジア中村屋の林圭-朝鮮独立運動の国際化と三●一独立宣言 | 小野容照
20世紀初頭の東アジアにおけるクロポトキン主義の拡散-科学主義と道徳性 | 山本健三
ウォードの「女性中心説」とアメリカ、日本、中国-金子喜一、ジョゼフィン・コンガー、そして堺利彦を中心に | 大橋秀子
日中の狭間にアジア主義を考える | 川上哲正
平沢計七における中国・朝鮮人労働者問題-関東大震災前夜、戯曲「非逃避者」の意味するもの | 大和田茂
コミンテルン創立100年、研究回顧50年-革命的暴力・軍隊的規律の幻影、民衆連帯野パラダイム転換 | 加藤哲郎
李奉昌大逆事件の裁判-付(資料)「公判準備調書」と「公判調書」 | 山泉進
〈研究ノート〉『新人』のシベリア出兵批判論-100年後の再検討 | 金野文彦
伊藤野枝によるエマ・ゴールドマンの思想の受容について-大杉栄、荒畑寒村との比較を中心に | 田中ひかる
堺利彦農民労働学校の周辺 その6-プロ科、川内唯彦の講師招聘計画をめぐって | 小正路淑泰
〈研究ノート〉生の拡充:大杉栄の事故超越思想 | 渡辺一樹
『幸徳秋水全集』の傍らに、この本を-木原恵美子著『幸徳秋水の最初の妻 ルイの生涯』について | 岩崎稔
デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』に触発されて | 竹内友章
〈資料紹介〉井上要旧蔵資料「不去庵(菴)寄題集」について | 岡崎一
ほか