生き延びるための女性史 遊廓に響く〈声〉をたどって
[2023年8月/四六判/256頁/]
著=山家悠平
発行=青土社
目次:
はじめに 〈声〉をたどる
第一部 生活を形作るさまざまな〈声〉
第一章 たったひとりにさせない/ならないために-危機の時代の分断をこえて
第二章 だれが教育を殺すのか-大学非正規教職員雇い止めの荒野から
第三章 クィアがここに住んでいる-不可視化に抗して
第二部 遊廓のなかに響く〈声〉
第四章 遊廓のなかの「新しい女」-和田芳子『遊女物語』が切り拓いた地平
第五章 ものを読む娼妓たち-森光子と松村喬子の作品に描かれる「読書」を中心に
第六章 闘争の時代の余熱のなかで-森光子『春駒日記』の描く吉原遊廓の日常風景
第三部 響きあう〈声〉
第七章 共鳴する言葉-娼婦から娼婦たちへ
おわりに 〈声〉に耳を傾けること-歴史叙述と小説の境界から
あとがき