東電刑事裁判 問われない責任と原発回帰
[2023年9月/A5/200頁/]
編/著=海渡 雄一/大河 陽子
発行=彩流社
目次:
プロローグ 原発事故の経緯と裁判のおさらい
第1章 福島第一原発事故と東電刑事裁判の基本
第2章 東電刑事裁判、基本のおさらいQ&A
第1部 東電高裁の控訴棄却・東電役員らに対する無罪判決を批判する
第1章 東電の主張を鵜呑みにした刑事裁判控訴審判決
第2章 原発事故被害の大きさ、悲惨さを考慮していない
第3章 国に責任はないとした最高裁判決と今回の刑事控訴審判決の共通点
第4章 安全確保のために対応するべき科学的知見とは
第5章 長期評価と東電津波計算の位置づけについての判断の誤りが刑事控訴審判決中心的誤り
第6章 貞観津波の佐竹モデルと房総沖のモデルについて
第7章 津波対策を講ずることは可能だった
第8章 刑事裁判が明らかにしたこと
第9章 最高裁でどのように闘うのか
●特別寄稿〈福島からの声〉
第2部 福島原発事故を忘れるな
第1章 福島原発事故から、我々は何を教訓化しなければならないのか
第2章 福島原発事故に学んだ脱原発の国民合意を一握りの政治家と役人だけで覆した
第3章 再稼働を進めるために原子力規制委員会を骨抜きにしようとしている
第4章 老朽原発を廃炉にすべき理由
第5章 革新炉(高速炉)の日米共同開発を許してはならない もんじゅの失敗を忘れてはならない
第6章 福島イノベーション・コースと構想のもとで進められる軍事・民生デュアルコース研究
第7章 子ども甲状腺がんの多発
第8章 汚染水海洋放出の問題
第3部 2011年3月11日の前後に、この国で一体何が起きていたのか-真実こそが脱原発への確信となる
あとがき