〈悪の凡庸さ〉を問い直す

142523

[2023年9月/四六判/208頁/]
著=香月恵里/百木漠/三浦隆宏/矢野久美子
編/著=田野 大輔/小野寺 拓也
発行=大月書店


目次:
序 いま〈悪の凡庸さ〉の何が問題なのか

第I部 〈悪の凡庸さ〉をどう見るか
1 〈悪の凡庸さ〉は無効になったのか-エルサレム<以前>のアイヒマンを検証する
2 〈机上の犯罪者〉という神話-ホロコースト研究におけるアイヒマンの位置づけをめぐって
3 怪物と幽霊の落差-あるいはバクテリアが引き起こす悪について
4 〈悪の凡庸さ〉をめぐる誤解を解く

第II部 〈悪の凡庸さ〉という難問に向き合う-思想研究者と歴史研究者の対話
1 〈悪の凡庸さ〉/アーレントの理解をめぐって
2 アイヒマンの主体性をどう見るか
3 社会に蔓延する〈悪の凡庸さ〉の誤用とどう向き合うか

在庫状態 : 在庫有り
¥2,640(税込)
数量