共同体なき死 いずれ死にゆく生者たちへ
[2023年9月/四六判/336頁/]
著=真鍋厚
発行=彩流社
死生観の空洞化、誰にも弔われない死、死後の世界/臨死体験といった「来世」の思考の根源、恐怖管理理論、カニバリズム的な社会、自殺の概念から、孤独死、粉骨サービス、葬儀の現場まで
目次:
プロローグ 死に取り憑かれて
第一章 なぜ死はバッドニュースなのか
第二章 ポスト無葬時代の不安な「わたし」-来たるべき弔いをめぐって
第三章 生きている死体と向き合う-「身体の延長」としての死体論
第四章 来世(アフターライフ)を夢みながら
第五章 「恐怖管理」に至る病
第六章 「救済の手段」としての自殺
第七章 ゾンビはわたしたちとともにある
第八章 永遠に生きることの憂鬱?
エピローグ 柔軟性こそが恵みとなる