川本耕次に花束を 【増補改訂版】
[初版:2023年8月/増補改訂版:2023年10月/B5/88頁/]
編=虫塚虫蔵
発行=迷路’23
コミケの母体となった漫画批評集団「迷宮」と関わり、三流劇画ブームやロリコンブームを仕掛け、伝説の編集者として様々な分野に陰ながら影響を及ぼした川本耕次40年の軌跡を記録した追悼本。関係者の貴重な証言からおたく文化史が垣間見れる。
目次:
山田博良さんを追悼する | 秋嶋亮
タダのjazz好きなアジアン雑貨屋の店主との出会いが | 麻屋霞寿
追悼の辞 | 荒井禎雄
山田さんと内山君 | 内山亜紀
[小形克宏ロングインタビュー]
山田さんが声かけてくれなかったら、今日の僕はいなかった
山田さんのこと | さべあのま
トークイベントのこと | 白峰彩子
カメラ板、カリスマ厨房、そして『銀版万歳』 | すいか
川本耕次氏とカオスの時代 | 竹熊健太郎
エロ本編集者と文化史、追悼・川本耕次さん | 鴇田義晴
追悼の辞 | トニーたに
ひとりの才人の足跡が消えようとしている | ぬまきち
知られざるものへの接近と憧憬 そして少しばかりの猛省 | 橋本玉泉
1982年の話 | 堀内満里子
ぼくと山田博良氏(川本耕次氏) みのり書房時代とその後のことなど | やなけん
[附録 特別再録]
少女アリスの囚われびと-ロリコン草創記を語る
三流劇画前史-三流劇画ミニマップ抄録
私事ですが…-米沢嘉博との邂逅について
『劇画アリス』と『少女アリス』の日々
早く、人間になりたい-ビニ本時代を語る
カリ厨のエロ本屋稼業回顧録機材編-余はいかにしてエロ本カメラマンとなりしか
少女写真の行方
天国と地獄の共存する街 女という名のビジネス
もしも僕の目がかめらだったなら