日本の冤罪
[2023年11月/四六判/266頁/]
著=尾崎 美代子
発行=鹿砦社
目次:
弱者に寄り添い、底辺の実相を伝える | 井戸謙一(弁護士・元裁判官)
出版にあたって | 尾崎 美代子
〈対談〉「布川事件」冤罪被害者と語る冤罪裁判のこれから
桜井昌司×尾崎美代子
湖東記念病院事件-殺害方法を教え、犯人に仕立てた滋賀県警
湖東記念病院事件・続-再審無罪の西山美香さんに警察・検察の違法な追い打ち
東住吉事件-青木さんを殺人犯にした凄まじい差別と偏見
東住吉事件・続-青木恵子さんが国賠で和解勧告に応じた理由
布川事件-無罪の証拠を隠し続けた検事はなぜ裁かれない?
日野町事件-「再審請求審」で暴かれた警察の証拠捏造
泉大津コンビニ窃盗事件-犯人に仕立てた「指紋」がその後無罪を証明した
長生園不明金事件-いまだ晴れぬ「野中王国」の闇
神戸質店事件-追加証拠なしに逆転無罪 「小倉ノート」の悲劇
姫路花田郵便局強盗事件-ずさんな証拠改ざんの根底に警察の人種差別
滋賀バラバラ殺人事件-いつどこでどう殺されたか不明の「懲役25年」
鈴鹿殺人事件-“決めつけ”で捜査怠慢 警察・検察の初動ミス
築地公妨でっち上げ事件-身内の不祥事を市民の罪にすり替えた警察・検察
京都俳優放火殺人事件-検察側主張に数々の矛盾 無実を訴えると重刑に
京都高校教師痴漢事件-一人の人生を狂わせた少年と周囲の大人たち
東金女児殺害事件-「供述弱者」の自白の裏で残されたいくつもの謎
高知白バイ事件-事故直後から“犯人”は決められていた
名張ぶどう酒事件-開示された「59年目の新証拠」 奥西勝さん無罪への一歩
あとがき