ストリップと読むブックガイド

［2023年11月／B6／152頁／］
編=イワイ
発行=charming records

目次：
はじめに

はじめての人もここから！　現在のストリップ

ストリップと読むブックガイド
-ストリップがおもしろくなる本20

踊り／ダンス／社会
踊りの一種としてストリップを見る | 武藤大祐
本田郁子、 薫大和『人はなぜおどるのか』

文化政策／ダンス／身体
この国で踊るということ | きりん
金森積『闘う舞踏団』

女性の演者／ストリップの歴史／エンパワーメント
「ハダカを怖がることなんかない」 | 半田なか子
浅香光代『女剣劇』

負けへんで！／性／セックス≠挿入
女になれない職業、男になれない職業 | いとー
浜野佐知『女になれない職業』

破天荒／青鞜／フェミニズム／個人の自由と解放
破天荒な女の“瞬間”に魅了されて| 貫入
足立元『新しい女は瞬間である　尾竹紅吉／宮本一枝著作集』

性暴力／フェミニズム／女と女
身体の、あるいは魂の奪還を目指して | 新島みお
津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』

踊り子／労働／リップ
踊り子と客が幸せであるために | キンスキー
鈴木みのり、和田彩花特集編集『エトセトラ』vol.8

儚い「共同幻想」
十九世紀末のロシア文学に「推し活」をするオタクたちの心の機微を見る | くまお
ゴーリキー著『二十六人の男と一人の少女』

お悩み／愚痴を聞く／正論では片付けられないもの
正しくないことに安心したくなったら | たなかときみ
雨宮まみ『まじめに生きるって損ですか？』

群像劇／性自認のゆらぎ／異性装
単なる他人が愛おしい人に変わるとき | 美樹あやか
志村貴子『放浪息子』

BL／異なるものに触れる／快楽を知る
異なるものたちの呼び声-BLとストリップ | 結城敬介
水城せとな『窮鼠はチーズの夢を見る』

細かい描写／チームショー／パンチライン
複雑で類型的なファンタジー | 松本てふこ
松浦理英子『親指Pの修行時代』

変身願望／高揚感／自己肯定感
自分の価値 | 薙
劇団雌猫 原案／シバタヒカリ 漫画『だから私はメイクする』

エッセイ漫画／ボディーニュートラル／体と心／欲望と表現
裸ひとつの身心で | 渋木すず
つづ丼『裸一貫！つづ丼さん』

哲学／不要不急／人間が好き
生きてるって | 片桐麻実
國分功一郎『目的への抵抗』

移動／自由／インフォーマル
自由を探して移動する | 島貫泰介
ゴードン・マシューズ著『チョンキンマンション』

短歌／社会と言葉／文脈への抵抗／身体性
「裸」という批評 | 平岡直子
望月裕二郎『あそこ』

進化論生物学／美学／芸術かエロか／装飾（ファッション）
素肌という装飾 | 平英之
ヴィンフリート・メニングハウス著『美の約束』

間（ま）／間合い／アフォーダンス／個別の経験を記述する
ズレながらひとつになる | 渡邉千尋
河野哲也『間合い』

忘れがたさ／はみ出している／うず潮
露わになると忘れることができない | ハム
吉本隆明『フランシス子へ』

ストリップを知るブックガイド-
ストリップ関連書籍170　1948-2023
ストリップの現在／踊り子／劇場関係者／写真・絵画／
評論・ルポ／スト客・体験記／フィクション／
稀覯！未確認関連書／国立国会図書館デジタルコレクション