アイドル・コード 託されるイメージを問う
[2023年11月/四六判/214頁/]
著=上岡磨奈
発行=青土社
目次:
はじめに 「アイドルらしさ」に向き合う
Code0 アイドルというメディア-虚像とリアルのはざま
脳科学者の嘆きと「キングオブ学芸会」
アイドルを語るときに付きまとうもの
アイドルとテレビ
アイドルが見せるもの
アイドルをまなざすお茶の間
これまでのアイドル、これからのアイドル
Code1 疑似恋愛と「推す」ということ-恋人としてのアイドル
アイドルは恋人?
アイドルとの距離と感情
「推し」というカウンター
「ガチ恋」を考える-「擬似」ではない「恋愛」対象としてのアイドル
「恋愛禁止」を考える
Code2 映されるセクシュアリティ-異性愛主義の中のアイドル
「疑似恋愛」「恋愛禁止」再考
「異性」「同性」というキー
「異性愛」への問題視と「同性愛」への安心?
アイドルの性表現
クィア・コミュニティにおけるアイドル
アイドルからのカミングアウト
Code3 役割を越境する-男の子 女の子としてのアイドル
アイドルの自由さと不自由さ
「もうアイドルではなくなってしまうんだ」という声
アイドルというジャンルが内包する多様さ
社会的役割を越境する手段としてのアイドル
「正統派」「清純派」を考える
存在しない「アイドルの枠」
Code4 容姿を商品とすること-可愛くてかっこいいアイドル
ルッキズムとアイドル
「クラスで○番目に可愛い子」「ビジュがいい」「顔ファン」
容姿に対するネガティブな評価
「相対的なかわいい」より「絶対的なかわいい」
自撮り、整形、公開ダイエット
アイドルッキズムはあるか
Code5 年齢を重ねるということ-アイドルとフレッシュさ
年齢の呪縛 アイドルの適齢期?
利用される年齢
ライフプランとアイドルでいること
結婚、出産の自由と不自由
アイドルという生き方
Final Code 複数のコードを束ねるアイドルの行く末
これからのアイドル
ルールはいつまで課されるのか
ショートパンツ、ベリーショート、アフロヘア
誰でもアイドルになれる時代で
あとがき