自称・救援ノート 救援される前に読んどく本
[2023年11月/A5/408頁/]
発行=自称・救援連絡センター
参加者5名の一斉逮捕に至った、2020年夏の名古屋米領事館前「8・3行動」。救援組織は複数生まれたが、組織間の軋轢によりトラブルが度々生じた。
2022年、救援組織の一つだった「自称・救援会」の解散後、新たに立ち上げられた「宣伝研究会」の名で総括のシンポジウムを開催。「8・3行動」の中心人物であり、前年に発生した「水=ガソリン事件」でも逮捕されている自称・室伏良平を報告者に据え、救援関係者および表現活動/政治活動に関係する諸氏による救援活動の検証・批評を行った。
本冊子では、当日抗議も生じたシンポジウムの模様及びそれを観覧した人々の論考をはじめ、「8・3行動」救援の現実とそれに至る全資料を収録。「救援」のあり方を問うと同時に、社会運動そのものが抱える問題にも目を向けている。
執筆者(掲載順):
自称・室伏良平
栗田英彦
土方宏史
大野左紀子
塩野谷恭輔
山本桜子
海上宏美
宮本尚政
外山恒一
中崎クルス
半田晴子
東野大地
中井・フェレイラ・春華
葉ブつネ流