「戸籍」 人権の視点から考える

142606

[2023年11月/A5/154頁/]
《現代世界と人権》
編/発=反差別国際運動(IMADR)
発売元=解放出版社


目次:
はじめに
01 戸籍から個籍へ、そして人権侵害をおこさない仕組みへ | 二宮周平
I 「戸籍」とは何か
II 「戸籍」と家制度
III 新憲法下における「戸籍」
IV 戸籍が生み出す婚外子への差別
V 「戸籍」から「個籍」へ―憲法の理念に即した公証制度のあり方を問う
VI 「戸籍」と人権侵害―戸籍の追跡機能と部落差別
VII 「戸籍」とプライバシー権
VIII 社会のデジタル化と「戸籍」
IX おわりに―「衆一個人を以て基礎となす社会」のための制度へ

02 日本の植民地支配と戸籍
『民族』と『血統』とは | 遠藤正敬
I 「戸籍」とは何か
II 戸籍の歴史と機能
III 大日本帝国における戸籍と国籍
IV 戸籍による帝国臣民の区分
V 皇民化とそのジレンマ
VI 戦後の植民地出身者への対応

03 なぜ韓国社会は戸主制/戸籍制度を廃止したのか
被植民地秩序、家父長制解体をめざす市民の連帯から学ぶ | 梁・永山聡子
I 研究者としての歩みを振り返って
II 韓国社会におけるフェミニズム
III 韓国の戸籍制度
IV 戸籍制度の解体のために
V 戸籍制度解体にむけた社会運動
VI 戸籍制度解体が持つ意味

04 無国籍問題とはなにか | 井戸まさえ
I 「無戸籍」の問題にたどり着くまで
II 「無戸籍者」とは誰か?
III 「巣鴨置き去り事件」の社会的文脈
IV 戸籍がつくり出す差別
V 戸籍という「タブー」を破るには
VI おわりに

05 戸籍とマイナンバー制度
国は何を考えているのか | 遠藤正敬
I 「戸籍」と「マイナンバー」
II マイナンバー制度を用いた国民管理の徹底
III 戸籍とマイナンバーの連携はいかなる意味を持つか?
IV おわりに-マイナンバー制度へのいくつかの懸念

在庫状態 : 売り切れ
¥1,650(税込)
只今お取扱い出来ません