在日という病 生きづらさの当事者研究

142631

[2023年10月/四六判/200頁/]
著=朴 一
発行=明石書店


目次:
プロローグ 本書の問題意識と分析の枠組み
外国人労働者の大幅受け入れに踏み切った日本
外国人労働者の受け入れに戸惑う自治体
戦前期にも存在したアジアからの大規模なヒトの受け入れ
ライフヒストリーと「当事者研究」
この本のねらい

第1章 二つの名前
玄界灘を渡った私の一族
日本で韓国人として生まれた私
最初のアイデンティティ・クライシス
ハンメ(おばあちゃん)の思い出
丸出だめ夫
本名宣言

第2章 国際結婚のハードル
ダーリンは外国人
外国人が日本人との恋愛と結婚で不愉快に感じること
血と国籍
生まれという桎梏

第3章 学生運動と就職差別
大学入学と就職問題
私の学習法
韓学同との出会い
外国人学生の採用に消極的な日本企業

第4章 知の鎖国
食えない学者
在日コリアン研究者の採用に消極的だった日本の大学
救いの神

第5章 さらば指紋押捺
「指紋押捺拒否予定者会議」に参加
外国人登録証明書不携帯で逮捕
指紋押捺を拒否
外国人への指紋押捺制度の廃止と復活

第6章 入居差別の洗礼
ペットと外国人、お断り
今も続く入居差別
日本人が外国人に家を貸したがらないのはなぜか
外国人に対する入居差別のどこが問題か
外国人への入居差別をどうすれば緩和できるのか

第7章 公立大学への移籍と国籍条項との闘い
大学の国際化を進める
大学移籍をめぐる葛藤
公立大学での任期制との闘い
文公輝さんの挑戦
外国籍でも公務員として働ける?
地方自治体の職員採用試験における国籍条項撤廃運動の広がり
大阪市長の決断

第8章 母国留学
SKY
ゲストハウスに国籍条項
ハスク(下宿)での生活
ウリマル(母国語)との格闘
政学癒着?
通貨危機
大統領選挙というお祭り

第9章 頓挫した参政権運動
その昔、在日コリアンには参政権が認められていた
日本統治下での植民地出身者への参政権付与の意義
戦後(解放後)、なぜ植民地出身者の参政権は停止されたのか
戦後の旧植民地出身者による参政権回復運動
一九九五年最高裁判決と各政党の対応
外国人の地方参政権をめぐる政党間の論争

第10章 日韓の狭間で
メディアへの発信
サンジャポからの突然の出演依頼
「そこまで言って委員会」で領土問題について激論
在日コリアン犯罪者、「本名報道」の是非
「TVタックル」で「首相の靖国参拝」論争
なぜテレビに出るのか
脳出血で倒れる
慰安婦問題と徴用工問題
テレビの代償

エピローグ

あとがき

在庫状態 : 在庫有り
¥2,420(税込)
数量