黙々 聞かれなかった声とともに歩く哲学

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[2023年11月/四六判/256頁/]
著=高 秉權
訳=影本 剛
発行=明石書店


目次:
プロローグ 遥かな東方の空

第一部 希望なき人文学
ノドゥル障害者夜学の哲学教師
言語の限界、とりわけ「正しい言葉」の限界について
「考えの多い二番目の姉さん」と哲学の成熟
声と責任
思考する人間と苦痛をうける人間

第二部 犬が吠えない夜
見る目と見える目
果敢に海外旅行に行った生活保護受給者のために
慈善家の無礼
言葉とため息のあいだで
納得できない「それゆえ」
ある少年収容所
使いものにならない人
約束
喋るチンパンジー
生命のゴミ
「明日」が来ない四〇〇〇日
苦痛を知らせてくれる苦痛
被殺者は免れても殺人者は免れることができない

第三部 空席を耕すこと
記憶とは空席を用意して見まもること
「わたしたちが暮らす地はどこですか」

第四部 この運命と踊ることができるか
不可能な象
障害者、スーパーマン、超人
ずた袋がない人
日差し、それのみ
裁判以前に下された判決
ある脱施設障害者の解放の経済学
わたしの友人、ペーターの人生談
キム・ホシクを追悼し-二周忌追悼式の場で(二〇一八年四月七日)

エピローグ 終わりが未完である理由

訳者あとがき

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