戦史の余白 三十年戦争から第二次大戦まで

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[2023年12月/四六判/236頁/]
著=大木毅
発行=作品社


目次:
はじめに

第1章 「近代化」する戦争
1-1 「北方の獅子」の快勝-グスタヴ・アドルフとブライテン
1-2 近代散兵の登場-アメリカ独立戦争の戦術的一側面
1-3 マレンゴ余話二題
1-4 雪中に消えた大陸軍(ラ・グランダルメー)-ナポレオンのロシア
1-5 アルビオン作戦-ドイツ軍最初の陸海空協同作戦
1-6 第一次世界大戦の「釣り野伏せ」

第2章 雪原/砂漠/廣野-第二次世界大戦、無限の戦場
2-1 鷲と鷹-英本土航空戦
2-2 上海に罠を仕掛けた男-フォン・ファルケンハウゼン小伝
2-3 熊を仕留めた狩人 「冬戦争」トルヴァヤルヴィの戦い
2-4 作戦次元の誘惑-北アフリカ戦線1941 ー1942
2-5 狐をしりぞけたジョンブル-オーキンレック将軍の奮戦
2-6 石油からみた「青号」作戦
2-7 回復した巨人 キエフ解放1943年

第3章 軍事史万華鏡
3-1 ビアスの戦争
3-2 「ハイル・ヒトラー」を叫ばなかった将軍
3-3 マンシュタインの血統をめぐる謎
3-4 インドシナで戦ったフランス外人部隊のドイツ兵
3-5 「戦時日誌」に書かれていないこと
3-6 続いていたクレタ島の戦い-占領と抵抗
3-7 何に忠誠を誓うのか-「軍旗宣誓」をめぐるドイツ史
3-8 山本五十六はミッドウェイで将棋を指したか
3-9 笹川良一の「抵抗」?
3-10 「いって聞かせ」なかった山本五十六

終章 「戦史は繰り返す」か-現状分析への歴史の応用
テーゼとアンチテーゼ
「記号」はいらない
「歴史は繰り返さないが韻を踏む」
概念の陥穽

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