「人新世」時代の文化人類学の挑戦 よみがえる対話の力
[2023年12月/A5/444頁/]
編=大村 敬一
発行=以文社
目次:
はじめに | 大村敬一
序章 「人新世」時代の文化人類学の挑戦 | 大村敬一
第I部 グローバル・ネットワークの外部からの挑戦
第1章 多重に生きる-カナダ・イヌイトの挑戦 | 大村敬一
第2章 先住民運動の挑戦-新たな政治制度を目指して | 深山直子
第3章 アナーキズム社会の挑戦-マダガスカルのベズの戦術の可能性 | 飯田卓
第II部 変質しゆくグローバル・ネットワーク
第4章 科学技術と気候変動の人類学-近代の「自然/人間」の二元論の再考 | 森田敦郎
第5章 グローバル・エコノミーの隙間からの挑戦 | 中川理
第6章 プラネタリーヘルスの挑戦-「人新世」時代の医療と公衆衛生 | モハーチ・ゲルゲイ
第III部 変質しゆく人類-非人間との出会い
第7章 災害の人類学-近代を凌駕する他者の力に向き合う | 木村周平
第8章 人類の可能性-非人間とのもつれ合いのなかで | モハーチ・ゲルゲイ/久保明教
第IV部 人類の創造力の可能性
第9章 芸術-「仮構作用」の創造力 | 中谷和人
第10章 日常に潜む「生きる力」-人類社会の根っこにある宗教 | 土井清美
第11章 進化史のなかの人類-人類の創造性と可変性の進化史的基盤 | 入来篤史/河合香吏
終章 人類と地球の未来-多様性の苗床になる | 大村敬一