〈怪奇的で不思議なもの〉の人類学 妖怪研究の存在論的転回
[2023年12月/四六判/312頁/]
著=廣田龍平
発行=青土社
目次:
まえがき
第1部 新しい妖怪学
第1章 自然的、超自然的、超常的-戦後日本における妖怪の存在論的身分
第2章 神なき時代の妖怪学
第3章 何とも言えぬ何かの群れに囲繞される(こともある)私たち
-プラズマ、無関係、妖怪、怪奇的自然、幽霊、ぞっとするもの、エクトプラズム、タンギー
第2部 アニミズムからアナロジズムへ
第4章 異人論が異人と出あうとき-動物=妖怪としての異人をアマゾニアに探る
第5章 存在論的反転としての股のぞき
第6章 鳥獣戯画はアニミズム的とは言えない-動物妖怪との比較から
第7章 ゴリラ女房とその仲間-エーバーハルト121 からAT 485A へ
第3部 ネット怪談の世界
第8章 非人間の/による認識の存在論的造作
第9章 非人間的な文字列-譁・ユ怜喧縺代・螟夊・然主義的概念化
第10章 村と駅-ネット怪談における異界的儀礼と異世界的バグ
第11章 恐怖に物語は必要ない
-TikTok において異世界実況系の動画を視聴するとはどういうことか
第12章 ノスタルジック・ホラー-バックルームとコアの世界
あとがき