〈日韓連帯〉の政治社会学 親密圏と公共圏からのアプローチ
[2023年12月/四六判/200頁/]
編/著=玄武岩/金敬黙/松井理恵
発行=青土社
目次:
序章 親密圏と公共圏からみる「日韓連帯」
戦後補償運動へのナラティブ・アプローチ | 玄武岩
第1部 親密圏としての戦後補償運動
第1章 親密圏からみるアジア太平洋戦争韓国人犠牲者補償請求訴訟の展開と市民運動
「日本の戦争責任をハッキリさせる会」の活動に着目して | 金誠
第2章 戦後補償運動における支援者と被害者の連帯
「関釜裁判を支援する会」の実践を事例に | 金明柱
第3章 歴史を語り継ぐための闘いと連帯
「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」 | 福島みのり
第4章 「平和の少女像」を展示する実践
〈日韓連帯〉の親密圏から公共圏を成立させる | 倉橋耕平
[コラム1]「言葉」を越える生身の人間の軌跡
ウトロ地区にみる日韓連帯 | 全ウンフィ
第2部 グローバル市民社会のなかの
〈日韓連帯〉第5章 間をつくる
1990年代の沖縄と韓国の民衆連帯について | 呉世宗
第6章 試論 日本人ジャーナリストたちにとっての韓国/朝鮮
吉野喜政と長沼節夫 | 森類臣
第7章 日韓市民連帯の延長線上におかれる日本と南北コリアの交流
NGOによる人的交流事業の考察を中心に | 金敬黙
第8章 大邱における近代建築物保全運動と日韓連帯の可能性
| 松井理恵
[コラム2]「他者の目を持とう」
演劇交流に見る日韓連帯 | 徐在吉
あとがき 「日韓連帯」という運動文化 | 玄武岩