レーニン・セレクション
[2024年1月/文庫/320頁/]
《平凡社ライブラリー 》
著=ウラジーミル・レーニン
編訳=和田 春樹
発行=平凡社
目次:
平凡社ライブラリー版まえがき
まえがき
思想と生涯 社会主義革命の父レーニン | 和田春樹
1 革命の形成
2 成熟と試練
3 戦争から革命へ
4 社会主義的内戦の道
5 悩める統治者
I 革命家の人間学
1 原点
兄の処刑/ヴォルガ体験/チェルヌイシェフスキー/
国民的課題の意識/なにをなすべきか/
2 方法
唯物史観/基底還元主義/段階論/歴史的楽観主義・西欧主義/
反客観主義/階級闘争の理論/祭りとしての革命/革命の困難/
昨日の理論と生きた現実/夢見ること/
3 人間
師と仰ぐ人/母と妻と/愛について/謙虚さ/
II スチヒーヤと意識
1 党と大衆
大衆の高揚と革命家の立ちおくれ/労働者の組合主義的意識/
ブルジョア・イデオロギーへの屈服/階級的意識への道/
社会民主主義社の課題/全人民の護民官として/職業革命家の秘密組織/
現代のジャコバン派/ペテルブルク労働者の革命的本能/等組織の改造/
等組織の諸原則/
2 革命独裁・革命政府
プロレタリアートにとってのブルジョワ革命/
プロレタリアートと農民の革命的民主主義的独裁/
臨時革命政府の構成/エスエル政府と社会民主主義派/
臨時革命政府にかんする決議案/ブルジョワ革命と社会主義的変革/
踏み切れることのない革命
3 農民観・農業綱領
最初の農業綱領/階級としての農民/土地総割替と国有化/共同体験/
農民革命のはじまり/綱領の改定/アメリカ的な道とプロイセン的な道/
農民の夢、ナロードニキの夢/
III 戦争・帝国主義・革命
1 世界大戦
開戦の衝撃/自国政府の敗北/戦争を内戦へ転化せよ/1915年テーゼ/
2 帝国主義認識
『帝国主義』の課題/生産の集積と独占体/銀行とその新しい役割/
金融資本と金融寡頭制/資本の輸出/資本家団体による世界の分割/
列強による世界の分割/資本主義の特殊な段階としての帝国主義/
寄生性と資本主義の腐朽/帝国主義の批判/帝国主義の歴史的位置/
帝国主義と民主主義/
3 新しい革命論
一時代としての社会主義革命/
先行革命の政府にとってはあたらしい民族問題がおこる/
先行革命の政府は革命戦争をする/民主主義を通じて社会主義へ/
展望/
IV 社会主義革命の道
1 1917年革命
二月革命/四月テーゼ/戦争経済が社会主義を近づける/
革命国家のユートピア/農民革命の承認/
武装蜂起を呼びかけるレーニン/十月革命/労農臨時政府/
軍隊民主化法制定/
2 社会主義的内戦とプロレタリア独裁
憲法制定会議を解散する/勤労被搾取人民の権利の宣言/
社会主義の祖国は危機にある/ドイツ軍との戦闘と講和/食糧独裁/
国内戦争とテロル/プロレタリアートの独裁/コミンテルンの創設/
3 内戦の終わりと新経済政策へ
内戦の終わりと食糧税への転換/タムボフ農民戦争の鎮圧/
党内分派の禁止/1921年飢民救済委員会に対する抑圧/1922年教会攻撃/
クルスキーへの指示/ソ連邦の誕生/
4 のこされた言葉
スターリンとトロツキー/民族問題-抑圧民族の態度/
農民問題-文化革命/ロシア革命の運命/最後の手紙/
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