現代思想2024年3月臨時増刊号 立岩真也 1960-2023

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[2024年2月/菊大判/334頁/]
発行=青土社


目次:
●学問と研究に求めること
生を辿り返す-身体×社会アーカイブの構築 | 立岩真也

●遡り、探し、辿ること
はやく、ゆっくりの「唯の生」 | 栗原 彬
立岩さんの思い出つれづれ | 大澤真幸
私たちは同じところをめざしてきた-違う道から | 山田 真
文体の革命と生存の肯定-立岩真也から“もらったもの” | 川本隆史
抗して生きる意志としての生存学-立岩真也を追悼する | 森岡正博
立岩真也さんのそう多くはないおもいで-2003年-2007年頃 | 酒井隆史

●「正しい」とされることを問うこと
「私的所有論」再読 | 稲葉振一郎
私的所有と相互所有 | 中倉智徳
困難な生から学ぶいのち尊重の洞察-立岩真也と日本の生命倫理論 | 島薗 進
凌駕不能的自然、あるいは、他者にとってもまた私自身にとっても他者であるような自己 | 杉田俊介
立岩は100年後も読まれる | 福島 智
立岩さんの「他者論」と自立生活運動の課題-「私的所有論」を軸に | 渡邉 琢

●生の技法から考えること
立岩へ、早いじゃないか-「生の技法」という生の技法を生きる | 岡原正幸
立岩真也を「生の技法」で語ることができるのか | 尾中文哉
生の技法としてのデザイン、そしてデザインアクティビズムへ | 島影圭佑

●書くこととことばをつくること
立岩文体の感染力-生きて在る運動の基盤として | 小川さやか
立岩真也の、納豆のような文体 | 福嶋 聡
あの一言を繰り返す | やまだようこ
誰の、は本当はたいしたことじゃない | 長見有人
〈私〉がもらったものについて | 高橋 淳
お前そんなことで悩んでんじゃねえよ | 天畠大輔

●介助/ケアを行うこと、そして働くこと
京都の路地-逃げゆく声と立岩さん | 岡本晃明
人と人と間の日常をつないで生存の方法を照らす | 長谷川唯
立岩真也につて-京都での10年間を振り返る | 桐原尚之
志を継いで歩み続けます | 葛城貞三
家族と愛とケアについて | 土屋 葉
ケアから労働をみる-解釈労働論のためのメモ | 美馬達哉
反差別と分配-「私的所有論」第8章によせて | 堀田義太郎

●生きて在るを学ぶということ
立岩真也さんと生存学のこと | 大谷いづみ
立岩真也先生の文章は残り続ける | 田島明子
「優しすぎた改革者」が変えようとしていたものは何か-立岩真也を偲ぶ | 勝村久司
ありがとうございました | 橋口昌治+坂井めぐみ

●フェミニズム/ジェンダーから問われること
アルコールの魔界にのみこまれ、逝ってしまった君へ | 安積遊歩
忘れられたフェミニズムの歴史のなかのベーシックインカム | 山森 亮
立岩真也のフェミニズム批判は何に起因していたのか-初発の段階からの小考 | 村上 潔
立岩真也がそこにいた | 吉野 靫

●記録と記憶をつなぎ、手渡すこと
立岩真也仕事-障害者運動を“つなぎ”歴史を築く。そして人を“育てる” | 田中恵美子
交差と流動-1960-70年代の障害者・病者の運動史/運動論をめぐって | 大野光明
差別を論じる現代史へ | 山本崇記
運動史の損失-立岩真也のいない世界 | 荒井裕樹
しんや君との真夜中の対話 | 池田光穂

●ともに生きること、その先を生きること
情報保障-立岩真也の/と歩んだ途 | 青木慎太朗
楽園づくりの途中で | 小林一三
日・韓共同で世界障害者学大会開催を夢見ていた立岩真也先生 | 鄭 喜慶
アフリカの精神障害者の社会運動を詳しく調べることの意義 | 伊東香純
防波堤のなくなった、生の溢れる世界で-立岩真也さんの死を悼む | 猪瀬浩平

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