〈寝た子〉なんているの? 見えづらい部落差別と私の日常

142736

[2024年2月/四六判/288頁/]
著=上川 多実
発行=里山社


関西の被差別部落出身で解放運動をする両親のもと、東京の部落ではない町で生まれ育った著者。やがて2児のシングルマザーとなった著者は子どもに、ママ友に部落をどう伝える!?

目次:
はじめに

1「部落解放運動」の家に生まれて
おじいちゃんの爪
大きくなったら何になる?
「歌ってはいけない歌」君が代
〈部落〉が理由で就職できない!?
結婚差別-会ったことのない父の妹
「ある」のに「ない」とされること
高校生活に挿した光
「翻訳」なしに話せる友だち
「部落差別はない」と言う先生
クラスメイトへの手紙
ドキュメンタリー映画と出会う
部落解放運動との距離
「運動」の家からの独立
家族の映画か部落の映画か

2〈部落〉を子どもにどう伝える?
結婚と出産
「養ってもらってる」から仕方ない?
〈部落〉を伝えるサイトを作る
ママ友とする部落の話
北芝のコミュニティとの出会い
セクシュアルマイノリティの友だち
幼稚園選びと制服
女の子だから・男の子だから
〈部落〉を子どもにどう伝える?
子育ての日常から社会を変える
マジョリティ特権を知る
バーバパパのがっこうを探して
就学時検診という名の壁
フリースクールとの出会い
ママが、その“ぶらく”なの?
裁判の原告になる
メディアで〈部落〉を語る
両論併記をしないということ
「運動体」から離れて
家の中の価値観と世間の価値観
「寝た子を起こすな」とマイクロアグレッション
「部落ルーツですっ」
ナマケモノなりのやり方で

おわりに

在庫状態 : 在庫有り
¥2,640(税込)
数量