表現者クライテリオン 2024年3月号 「危機」と対峙する保守思想誌
[2024年2月/A5/216頁/]
特集=日本を救うインフラ論 今、真に必要な思想
発行=啓文社書房
目次:
【巻頭コラム 鳥兜】
「政治」を失った社会-敗けてしまった国の末路
世界を動かす「ありがた迷惑」な思想
【巻頭連載】「危機感のない日本」の危機 経営者による日本破壊 | 大石久和
【特集】日本を救うインフラ論 今、真に必要な思想
[特集座談会1]
「インフラ論」なくして政治は語れず | 脇 雅史×西田昌司×藤井 聡
[特集座談会2]
インフラ論で日本は「明るく」なる | 白水靖郎×藤井 聡×浜崎洋介
[特集論考]
国土計画と産業政策-戦後体制の最良の部分を蘇らせよ | 柴山桂太
緊縮財政論がインフラを蝕む-貧困化の道を突き進む日本 | 大石久和
流域共同体の誕生、崩壊そして再生-分散社会へのインフラ投資 | 竹村公太郎
理念・理想なきインフラ政策が導く未来 | 佐々木邦明
[特集インタビュー]「水道老朽化」と「水不足」に危機感を持て| 橋本淳司
インフラを語ることは、将来の日本と社会のあり方そのものを語ることである | 小池淳司
阪急沿線開発事業にみられる小林一三の思想-真に豊かな国家とは | 星山京子
宮本常一のインフラ論-地方の孤立を救う道路啓開論 | 中尾聡史
土木バッシング世論の「黒幕」 | 田中皓介
「毒」のある意志-日本人の苦手なインフラ思考 | 川端祐一郎
【アジアの新世紀】
中国化の先に来た「リストカット化する日本」(後編) | 與那覇 潤(聞き手 浜崎洋介)
危機と好機 安岡正篤の場合(最終回) 日本主義がつくる「アジアの新世紀」 | 大場一央
台湾・金門島から考える、東アジアの安定とは | 田中孝太郎
【第六回 表現者賞発表】
【特別座談会】
アカデミズムとジャーナリズムの連携を探る
-学術誌『実践政策学』がめざすもの(後編)
| 石田東生×桑子敏雄×森栗茂一×藤井 聡
【連載】
「農」を語る(第3回) | 松原隆一郎×藤井 聡
虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー(第30回) | 富岡幸一郎
徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評(第7回) | 室伏謙一
映画で語る保守思想(第9回) | 藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
経世済民 虫の目・鳥の目(第6回) | 田内 学
欲望の戦後音楽ディスクガイド(第8回) | 篠崎奏平
東京ブレンバスター(10) | 但馬オサム
編集長クライテリア日記 令和5年12月〜令和6年1月 | 藤井 聡
塾生のページ
【寄稿】正統(ショウトウ)とは何か | 前田健太郎
【投稿】読者からの手紙
【書評】
『訂正可能性の哲学』東 浩紀 著 | 粕谷文昭
『きみのお金は誰のため』田内 学 著 | 小野耕資
『「逆張り」の研究』綿野恵太 著 | 前田龍之祐
『食客論』星野 太 著 | 橋場麻由
【巻末オピニオン】
平和的であれ、暴力的であれ | 川端祐一郎
【保守放談】
不確定事実に対する「知らんけど」批判による常識強化
派閥は保守政治の宿命
キャンセルカルチャーとしての「派閥解散」