情況 2024年冬号 [第6期5号]
[2024年/A5/260頁/]
特集=パラレルワールド 異なる世界へ行くということ
発行=情況出版
目次:
【特集】パラレルワールド 異なる世界へ行くということ
特集によせて | 塩野谷恭輔
主観化されたパラレルワールドを超えて | 福嶋亮大
サイエンスにおけるパラレルワールド | 野村泰紀
[東浩紀インタビュー]
訂正可能な空間をつくる フィクションを数学と共に思考する
〈自然哲学〉に向けた試論 | 中村大介
村上春樹と「失われた三〇年」 “並行世界もの”の簇生と衰滅 | 加藤夢三
『転生王女と天才令嬢の魔法革命』から読み解く百合アニメと家父長制の共犯関係 | 王 琼海
エレベーターで行く異界・異世界・異空間 | 廣田龍平
一九七二年の平田篤胤 あるいはパラレルワールドの政治性 | 斎藤英喜
「マイナス内包」としての性自認の構成 | 谷口一平
メタバースと人間の営み 交流のかたちと欲求を越える | 蘭茶みすみ
メタ並行世界の政治哲学と現時空の衛星化
並行共栄圏と第二維新 | アキノリ将軍未満
【連載】
[ユートピアの現象学4]第三章 神的暴力と剥き出しの生 | 笠井潔
川元祥一と文学者たち 第四章 | 河村義人
[国家権力は、いったい何を取り締まったのか? 15]
戦時下市民が夢見た、もしもの日本、ドシドシ天皇 | 髙井ホアン
[知られざる学園闘争 第10回] 慶応義塾大学
[解説]ウクライナ戦争論争 | 横山茂彦
[情況喫茶]傍流からの展望 | 壱 秋吉すみれ×中牟田聖司
歌舞伎町マスジド 喧噪の中の“純正” | 渡辺嘉鵲
【特集外】
市田良彦『フーコーの〈哲学〉』を徹底読解 前編
「いかがわしさ」のために 絓秀実と八〇年代批評の「転回」 | 王寺賢太
[誌上インタビュー]
重信房子『パレスチナ解放闘争史』刊行記念 前編
[十・二九「テロ審議会」突撃ルポ!]
足立正生、佐藤悟志、中川文人が「テロ」を激論 | 構成:髙井ホアン
「すべての大学に立て看板を」大学立て看同好会・座談会
| 構成:小林哲夫、進行:中原勲
【読後感】
重信房子『はたちの時代』 | 久住純
中川文人『黒ヘル戦記』 | 塩野谷恭輔
菅孝行『ことにおいて後悔せず』 | 市田良彦
中森明夫『推す力』 | 中牟田聖司
【追悼】
池田大作 | 島薗進、浅山太一、長井秀和
アントニオ・ネグリ | 廣瀬純、中村勝己