飢餓陣営 58(2024年春号)
[2024年2月/A5/326頁/]
発行=編集工房 飢餓陣営
目次:
【作品】
Light and Shadow | 佐藤和彩
線状降水帯 | 佐藤通雅
家をつくる(21) | 木村和史
●佐々木眞小劇場
万事快調 | 佐々木眞
ミロより優しく、ゴッホより激しく、ピカソより純真 | さとう三千魚
世界一弱い国でいいじゃないか | 水島英己
おどろきの佐々木眞大劇場 | 佐藤幹夫
【特集1】戦争-ガザ・イスラエル・シオニズム
橋爪大三郎氏に聞く
「イスラエル‐パレスチナ」とガザ・ハマス問題をめぐって
-「戦争」を考える
一九四四年アーレントのシオニズム論から現在へ | 瀬尾育生
ガザ、島、絶対不戦、負ける勇気 | 水島英己
「戦争〈物語〉」の構造分析 | 西脇慧
●宮尾節子・佐藤幹夫『明日戦争がはじまる【対話編】』を読みながら
私の前に立つ鏡 | 江田浩司
言葉の交換から交感の思想へ | 添田馨
横並びの大合唱に抗う一匹の狂い鳴き | 蓮沼ラビイ
「しにかけてまでやることだよ」 | 雪柳あうこ
【討議】青木由弥子『伊東静雄-戦時下の抒情』を読む
●戦争詩と「戦時下の抒情」
神山睦美/青木由弥子/林浩平/宗近真一郎/森川雅美/
古田嘉彦/兵藤裕己/佐藤幹夫/岡本勝人/渡辺めぐみ/
大田美和/江田浩司/高野尭
[転載]『春のいそぎ』が裂開する抒情の原質と現在 | 宗近真一郎
[未公開資料紹介]同人誌期『試行』関連・村上一郎文書(1)
村上一郎(編・解説 佐伯修)
【連載論考】
祈るべき天と思えど-石牟礼道子の詩想を探る(2) | 青木由弥子
大江健三郎の周辺-戦後的思考と晩年性(最終回) | 岡本勝人
大江健三郎と“戦後憲法”-〈長い戦後〉を考える(第六回) | 添田馨
民藝 -MINGEI | 佐藤和彩
【特集2】福祉の「ことば」は今、どこにいるのか
-辺見庸と石井裕也 それぞれの『月』を中心に
●講演
やまゆり園事件はなぜ起きたのか
- 優生思想と共生社会のはざまで | 神戸金史
●往復メール-美と倫理と差別をめぐって
福祉にとって「美」とはなにか | 村瀬学
映画『月』をめぐる批判、「差別糾弾の論理」への異論 | 佐藤幹夫
●映画『月』をめぐって-支援職にある人たちを中心に
映画・ドラマとマイノリティ存在 | 赤田圭亮
なぜシーソーの片側に誰かを乗せなかったのか | 赤平守
届かない声の分岐点 | 内海新祐
映画『月』を考える-どででの宛先 | 宍戸大裕
映画「月」について-感想の無い感想 | 杉浦 幹
月は何を照らしているのか? -映画『月』を観て | 平野泰史
「月」-夫婦のドラマ | 平岡祐二
もう正直バカヤローだけでいいのではないか | 向山夏奈
●辺見庸と石井裕也を「読む」
石井裕也を端緒に「リアル」の行方を辿る
-映画術、その後(6) | 宗近真一郎
吉本隆明、難所の時期の対話
-古書会読(35)吉本・辺見庸『夜と女と毛沢東』 | 浦上真二
辺見庸と石井裕也、それぞれの『月』 | 佐藤幹夫
石井裕也フィルモグラフィ | 編集部編
【本を読む】
「一緒に生きていく」を支える護り
-内海新祐『「ケア」を謳わないケア』を読む | 中尾賢史
だれも病人でありうる
-最相葉月『中井久夫 人と仕事』を読む | 佐川眞太郎
[書評再録]立岩真也氏への追悼に代えて
『造反有理-精神医療現代史へ』
『相模原障害者殺傷事件-優生思想とヘイトクライム』
| 佐藤幹夫
【編集後記】