亡命市民の日本風景
[2024年2月/四六判/318頁/]
著=山端伸英
発行=インパクト出版会
目次:
第1章 平和主義の再構築へ
ノーベル平和賞と日本国憲法
「平和貢献」の再構築へ
市民的武装としての憲法第九条
憲法英文解釈の試み
第2章 日本のイメージ
市民と天皇制の共栄圏-高畠通敏の転向
米墨国境のフォークロア
原発事故は日本の仮面を剥ぎ取った
ニホンジンの足元
非国民エピソード
『思想の科学』の現在
日本型出世主義の到達点
第3章 国籍について
日本国籍と日本人
国籍離脱思想の前後
駐メキシコ大使館の脅迫に学ぶ
国籍喪失の経過と矛盾
第4章 大学解体のあと
政治学の現在:その日本的一端
「古層」析出の射程
思い残すこと
成熟について
神島二郎仕掛けのオレンジ
「無関係」の連想
ある日の日高六郎
私にとっての立教大学
第5章 時間と空間の交差の中で
オロスコの家
村田簣史雄:最も透明なる領域
関与とアリバイに関する覚書
第6章 闇の音
梶井基次郎研究-その現代文学に於ける位置づけ
言語表現の位置
戯文・自由とは何か
あとがき